DSAと自律調整SCMコンソーシアムがデータ連携における「自動交渉技術」の社会実装に向け協業提携

〜AIによるデータ取引における条件調整・合意形成自動化により、
データ社会のラストワンマイル「合意形成・契約」のDXを加速〜

一般社団法人データ社会推進協議会(所在地:東京都港区芝4-13-4、代表理事:奥井 規晶、以下「DSA」)と、自律調整SCMコンソーシアム(所在地:神奈川県川崎市中原区下沼部1753、理事長:森永 聡、以下「ANC」)は、データスペースにおけるデータ連携過程に対しAIによる自動交渉技術の社会実装を目的とした協業協定(覚書)を締結したことをお知らせいたします。
両組織は、データ供給者と利用者の間で行われる「条件調整」や「合意形成」をAIが自律的に代行する仕組みの構築を目指し、共同実証実験や標準化活動を開始します。

背景:データ連携の「壁」はデータを繋ぐ技術ではなく「調整プロセス」にある

現在、産官学の様々な分野でデータ連携が進められていますが、適切なデータの発見から、利用目的・価格・責任範囲などの条件合意に至る調整プロセスには、多大な人的コストと時間がかかっています。
この「調整コスト」がデータ活用の障壁となっている現状を打破するため、AI同士が対話・調整を行い、最適な落とし所を自動で見つける「自動交渉技術」の実装が期待されています。

本協業の主な取り組み内容

両組織は、以下の4つの軸を中心に活動を展開します。

① 共同実証実験(PoC)の実施
DSAが推進するデータスペース技術「DATA-EX」にANCの自動交渉エージェントを組み込み、実際のデータ連携を想定し、利用条件の調整プロセスを自動化する実証実験を行います。
② 基準文書・標準仕様の策定(共著)
データ連携における交渉プロトコルの標準化や、AIによる自律的な取引 の法的有効性を整理したガイドラインを共同で作成します。
③ 合同セミナー・ワークショップの開催
自動交渉技術の可能性を広く知ってもらうため、開発者やビジネスリーダー向けの勉強会を定期開催します。
④ 共同での政策提案
AIによる自律的な取引が法的に保護され、社会実装されやすい環境を作るため、政府や関係機関への提言を行います。

両組織代表からのコメント

ANC 理事長 森永 聡
自動交渉技術は、製造業の調達領域ですでに実用段階に入っています。DSAとの協業を通じてデータ連携の分野にもこの技術を展開し、調整コストがネックとなっていたデータ取引を飛躍的に拡大させ、データ駆動型社会の実現を推進してまいります。

DSA 代表理事 奥井 規晶 氏
データ社会の完成には、データの通り道を作るだけでなく、その上を流れる『意思決定』の自動化が不可欠です。ANCとの提携により、日本発の自動交渉技術を世界のデータスペース技術の標準にしていきたいと考えています。

組織について
■自律調整SCMコンソーシアム(ANC)
設立 2021年9月
理事長 森永 聡
事業内容 サプライチェーンにおいて日々発生している「企業・組織・個人間での利害や挙動の調整業務」を劇的に効率化することを目指し、先進技術を活用した実用的な調整業務フローの整理と検証、その発展と普及を主たる活動とする。製造WG(部品調達調整)・物流WG(空輸枠・共同配送調整)・情報流通WG・共通WG(自動交渉標準プロトコル策定)等を通じて、AIによる自動交渉技術の国際標準化(UN/CEFACT)やDTC(Digital Twin Consortium)との連携も進めている。
URL https://automated-negotiation.org/
■一般社団法人データ社会推進協議会(DSA)
設立 2021年4月
理事長 奥井 規晶
事業内容 デジタル庁が推進する「データ戦略」や内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の後押しを受け、産官学の連携により分野を超えた公正・自由なデータ流通と利活用による豊かなデータ社会を実現することを目的に活動。データ連携基盤「DATA-EX」の提供、データ社会に資する産学官連携の推進、標準化・政策提言活動を行う。
URL https://data-society-alliance.org/
本件に関するお問い合わせ先

自律調整SCMコンソーシアム事務局
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